お墓で花火！？

こんにちは。

以前、長崎県のお墓の特徴として金色の文字彫刻（金箔）についてご紹介しました。

 

しかし、長崎県の特徴はそれだけではありません。

 

長崎県では毎年お盆になると、お墓で花火を行います。

現在は規制などで減っていますが、それでも依然文化として残っています。

 

お墓で花火？

びっくりされる方もいらっしゃるかもしれません。

ご先祖様をしのぶお墓と賑やかな花火とでは、なかなか結び付かないことでしょう。

 

ですが、長崎県民にとっては子供のころから馴染みある文化です。

 

どうして長崎県ではお盆にお墓で花火をするのでしょうか。

それは、中国文化が大きく影響しています。

色濃く中国の文化の影響受ける長崎では、ご先祖様を賑やかにお迎えし、また、送ります。

明るい花火を目印に、ご先祖様が迷うことなく帰ってこられますように……そんな意味があるようです。

 

長崎県ではお年玉ならぬお盆玉として、お盆の季節になると子供たちは花火代をもらいます。

お盆玉をもらった子供たちはお金を握りしめ、花火を買いに行くのだとか。

ばら売りされているところもあるようで、子供たちの楽しみのひとつとなっているようです。

 

長崎県民にとっては当たり前の文化も、他県の人にとっては驚きでいっぱいです。

地域ならではの文化、面白いですよね。

 

今後もお墓や供養に関する地域特有の文化をご紹介していければと思います。