お墓参りに使う花

こんにちは。

お墓参りをするときに、お線香はローソクはもちろん、多くの場合お花を持っていくと思います。

 

花立があるお墓なら、花を飾って綺麗にしますよね。

 

お墓に供えるお花ですが、時代とともに変化を見せているようです。

皆さんはお墓にお供えするお花と言えば、どういったものを想像しますか？

 

もしかしたら季節によって異なるかもしれません。

カーネーションや向日葵、季節の花など選ばれる花は様々です。

 

通年供えられる花でいえば、菊が有名でしょうか。

仏花を代表する菊は、季節を問わず供えられています。

 

そんなお供えの花ですが、鹿児島県を中心に、現在では造花の割合が増えています。

 

かつてのように頻繁にお墓に通うことが難しい人も多い中で、枯れた花をそのままに放置しておくのはしのびないという思いから、徐々に造花が選ばれるようになっているそうです。

きちんと管理人がいる霊園なら枯れたお花を取り除いてくれるかもしれませんが、そうではなければ枯れた花が長い時間放置されることになってしまいます。

造花なら枯れる心配がないので生花の代用として使われる機会が増えているのでしょう。

 

代わりに風で吹き飛ばされてしまわないように供える際に気をつける必要があります。

花が他の人のお墓に飛んで行った、なんてことがないようにしなければなりません。

 

また、鹿児島県や宮崎県など南の方では夏になると暑さが厳しくなります。

高温で花がダメになってしまうのを防ぐため、お墓参りの際に造花を供える家庭も多いようです。

昔に比べると地球温暖化が進行し、夏の暑さがより厳しくなっていることも要因のひとつです。

 

墓石の形もお墓参りも時代に適応し、これからもずっと大切にされる文化であってほしいですね。