熊本県のお墓に赤色の文字?
2023/03/02
こんにちは。くようのコトナラです。
霊園や墓地に行くと、お墓の裏側だったり側面だったりに赤色で人の名前が彫られているのを見たことありませんか?
あるいは、自分の家のお墓が当てはまる方もいらっしゃると思います。
お墓に赤い文字彫刻、不思議ですよね。
お墓の一番上に位置する仏石には「○○家之墓」や「南無阿弥陀佛」といった文字が刻まれることがほとんどです。
近年では横型の洋型墓石を中心に「○○家」や「絆」「ありがとう」等さまざまな文字が彫られることも増えてきましたが、いずれも彫刻部分には白や黒、あるいは何色も入れなかったり、長崎県や熊本県、鹿児島県を中心に金箔が入っているケースなどがあります。
そして裏面、あるいは側面に建立者名と建立年月日が刻まれています。
その建立者名部分にだけ赤色(朱色)が入っていることがあります。
これは、建立者が存命であることをあらわしています。
赤色で人の名前が刻まれているということは、その方が生きているということですね。
もともと、墓石に赤色で彫刻を入れていたのはお寺でした。
生前戒名をあたえられた証としての意味合いがあったそうです。
生きているうちに戒名を授かった人が戒名の部分に赤色を入れることで、生前戒名をあたえられたことがわかるようにしていたのです。
墓石に赤色で建立者が刻まれるのはその名残です。
建立者が生きている場合、建立者名に赤色を入れる風習が現代にも続いているということです。
それなら建立者が亡くなった際は色を消さないといけないの? と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
厳密にいえば、赤色の文字彫刻はあくまで生前戒名のためなので、俗名には該当しません。
建立者は多くの場合、俗名で彫られます。
そのため、絶対に抜かなければならないわけではありません。
気になる際は石材店に色抜きの相談をすると良いでしょう。
また、地域によって風習は異なります。
お住まいの地域の慣習を参考にしてください。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
くようのコトナラ
〒862-0911
熊本県熊本市東区健軍1-37-6
電話番号 :
0120-594-940
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
熊本で墓石に関する相談なら
熊本で戒名彫りを頼むなら
お問い合わせはお電話やメールフォームよりお待ちしております。